我が家の姉妹、5歳と2歳の元気な娘たちはバービーと一緒に子育てをしています。
お人形はリカちゃんもメルちゃんもいるけれど、メインはバービーとなりつつあります。子供達の真意はまだよくわかりませんが、私の影響もあってバービーで遊んでいるという感じもしなくはない…です(ブライスなども気になってはいるようではある)。
娘たちはCafe Bar-Bのママさんも大好きなので、大好きな人が好きなものは好きになろうとするのが子供というものだよね、とは思いつつ、母の嗜好のせいで子供たちの「好き」の範囲を狭めてしまうことがないようにと思ったりもします。
色々考えるところあって、我が家のバービーは子供の数に対してかなり多めです。
様々な肌の色や体型、障害のあるバービーを日常的に目にして欲しかったので、普通の親だったら若干引く位のバービーを与えています。
ただし、この多様性バービーたちは誰の、ということではなく、ワンセットで姉妹仲良く遊ぼうね、という立ち位置。並べてそれぞれの差を認識して欲しいから、私としてはワンセットでひとつの遊びという認識で与えています(だからね、体数という感覚では考えていません。だから多いのよね、我が家のバービー)。
それらの他に、5歳の長女は
ファーストバービーと
悲願のピンクヘアのバービーの二体を自分のバービーとして所有しています。どちらとも大好きですが、好奇心旺盛な長女は、バービーばかりで遊ぶのではなく、外遊びも好きだし、お絵かきもしたいし、最近はおもちゃのミシンに夢中です。プリキュアも好きだし、すみっこぐらしも好き。別にそれは全く問題ではなく、親の嗜好に振り回されず、ちゃんと色々なことに興味を示すのはむしろ健全でいいかなと思っているのですが。
そんな長女が先日、「これ!!!欲しい!!!!!」というバービーに出会いました。
ファッショニスタの#170さん。どことなくアナ雪のエルサを感じさせる色白肌のシャープなお顔に、長女が好きな色の水色のヘア、これまた長女が大好きな虹色のTシャツまで着ていて、もうホント長女の好みど真ん中の子です。母はこの子を画像で見た瞬間から、キミが好きそうなバービーだな〜と思っていましたよ。多分、星のフェイスペイントとかもドツボだよね。
Cafe Bar-Bの店頭で出会い「ママ!これ!!この子!!!欲しい〜〜〜〜〜」と大興奮。でしょうね〜、綺麗なお顔しているしね、ママもこの子可愛いと思うよ。ただね、この日娘がCafe Bar-Bで「欲しい!」と叫んだバービーは既に三体目…
まだまだアレもコレも欲しい!と思うお年頃なんですよね。それ以前に、さすがにもうバービー多すぎない!?と思ってしまう母、リカちゃんもいるしさ。これから色々なおもちゃで遊びたいと思うようなるだろうしね。とりあえずこの日は、どれも買わずに退散。
この日から、長女のお手伝い頑張りまくりな日々が始まりました。
我が家は、今のところお小遣いはなく、頑張ったスタンプというポイントカードのようなものがありまして。習い事の練習やお手伝い、予防接種など、親から見て「がんばったね!」というシチュエーションになった場合にスタンプが押してもらえる仕組みになっています。スタンプ10個で100円分のお買い物ができます。つまり、娘の1頑張りは10円です笑
親が買ってくれない欲しいものがある場合、娘がそれを買うためには頑張ったスタンプを貯めるしかありません。普段は100均の雑貨などに発動されることが多いのですが。
多分スタンプを貯めて、あのバービーを買う気なのだと思います。3000円を超えるこのバービーを買うということは、かなり遠いゴールではあるのですが、一生懸命に考えて行動して、ひとつひとつスタンプを貯めています。
今までもそんなことは度々あったのですが、2〜3日もすれば欲しかったものを忘れてしまうことが多く、頑張りが長続きすることもありませんでした。でも今回は、1週間経っても2週間経っても頑張ってる。すごいな!バービー愛!!
そんな日々の中のダメ押しがこちら。
長女が「ママ見て〜ママのお顔描いたよ〜」と持ってきた絵がこんな感じでした。
いやもう、これママじゃないし!!あのバービーですやん!!!
ご参考までに並べてみました。
うん、よく似てますよ。想いが募ってるのね〜〜〜。
君がこのバービーを本当に欲しいのはよくわかったけれど、親としてはこの子を与えるべきかをすごく悩みます。すごく魅力的なバービーだと思うし、バービーファンとしてはここまで恋い焦がれて欲しがっている言うのは嬉しくもあります。
だけどね、今まで、常識とは少しずれた大量のバービーを子供達に与えてきたのは、親としてバービーを通して多様性を感じながら遊んでくれたらいいな、という想いがあってのことだったのです。そこにさらに加えたピンクヘアのバービーも、姉として頑張る長女をちゃんと見ているよ、というメッセージも込めてプレゼントしました。これはこれで存在意義があると思っています。でもね、そこからさらに与える意味を、今はちょっと悩みます。
単純に、今現在、長女のものというバービーは既に二体あって、次女は一体なのに、長女にさらに一体追加する!?という不公平さも感じますし、今回長女が欲しがっているバービーは、母が思う多様性とはまたちょっと違って、すごく今のトレンド感あるバービーなんですよね。長女が今の年齢で「かわいい!」と思うもので、ある意味プリキュアのおもちゃを買うことに似ているように思います。多分、何年かすると飽きてしまうような消費するタイプの「欲しい」に近い気がしています。
そんな反面、昔自分が親に買ってもらったものですごく印象的なものがあって。小学校低学年の時だったと思いますが、カナダもバンクーバーに行った時に、水晶の塊と、アラジンの魔法のランプのような小物入れと、アラビアンナイトに出てきそうな短刀(の形をしたペーパーカッター)を買ってもらったことがありました。今書き出すだけでも謎すぎるラインナップ笑。それでも、当時の自分としてはものすごく魅力的に見えて、すごくすごく欲しかったんです。水晶はドラクエとかに出てきそうな生えてきた形のままのもので、魔法のランプは真鍮性で細かく彫り物がしてあって本物みたいでワクワクしました。ペーパーカッターも大小の綺麗な石で装飾がしてあって、子供心に美しいと思ったんです。今私が子供に同じものをねだられたら「いや、そんなものいらないでしょ!!」と一蹴してしまいそうなんですが(怪しい占いでもやりそうなラインナップだ…なぜバングーバーに行ってまでこんなもの欲しがったんだ、私
)、それでもうちの親は買ってくれたんです。後から聞いたら、どれも釘付けになってその場を動かなくってしまって大変だったらしいですけれど(私、欲しいものに釘付けになって迷子になったこと、何回もある子供でした)。
その後そのワンセットは大人になるまで持っていました。欲しかった時のワクワクした気持ちはいつまでも忘れないのですよね。思い出ボックスにマラソンでもらった金メダルなんかと一緒に長らく保管されていました。
こんな経験から、本当に、本気で欲しいものを親がちゃんと肯定してあげるってすごく大事なんじゃないかな、と考えています。アラジンの魔法のランプや水晶が、私の人生にどのような影響を与えたかはわかりませんが。人一倍美しいものとか綺麗なものが好きで、こだわりが強くて、最終的にはアパレルのデザイナーにまでなってしまった私の人生の選択のきっかけの一つにはなっているのかな、と思います。
そういった意味で、長女が本当に本気で欲しいのならば、与えてあげることも大事なのかもしれません。
問題は、どれくらい本気で惚れ込んでいて、本当に欲しいと思っているかなんでしょうね。これは中々見極めが難しい…
以前、姪っ子(姉の娘)がバービーを欲しがっていたので、義足のバービーをプレゼントしようか?と姉に提案したら「いやリカちゃんもあるし、着せ替え人形はいらないわ〜」と即断られたことがありました。これがある意味普通の反応ですよね。着せ替え人形って一人いれば十分かぁ…はぁ、与える適性値に悩みます
ママがバービー大好きだから、バービーが好きって言われると嬉しくなっちゃうけれど、それだけで買い与えるのもそろそろ違うと思うのですよね。娘が頑張ったスタンプを貯めている間に、じっくり考えてみようと思います。
そしてね、先日長女に言われた耳の痛い一言。
「だってママの方がバービーいっぱい持ってるじゃない!!なんで私はダメなの??」
うん、そうね。君の二体とか三体で悩むのが失礼なくらいに、すっごくいっぱいバービーいるわ〜〜
大人って最高です!VIVA大人!!←いや、そんなオチ!?
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